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二川 正敏; 菊地 賢司; 武藤 康; 柴田 碧*
J. Eur. Ceram. Soc., 11, p.417 - 424, 1993/00
被引用回数:4 パーセンタイル:43.77(Materials Science, Ceramics)HTRに用いられる構造用黒鉛材の衝撃・疲労強度及び衝撃強度について明らかにしておくことは、耐震設計上重要である。そこで、原子炉構造用黒鉛IG-11及びPGXについて衝撃曲げ強度及び衝撃曲げ疲労試験を実施し、準静的荷重負荷時との比較を行った。また、衝撃エネルギーと発生荷重、応力の関係について検討するために、Hertzの接触理論を考慮した梁モデルによる衝撃応答解析を実施した。主な結論を以下に示す。(1)Hertzの接触理論を考慮した梁モデルは、黒鉛の衝撃応答挙動を良く表わす。(2)歪速度5 1/sまでは、曲げ強度の歪速度依存性は認められなかった。(3)試験片寸法及び黒鉛の種類によらず、衝撃疲労強度は通常の準静的な疲労強度に比し低下する。
二川 正敏; 菊地 賢司; 武藤 康; 柴田 碧*
材料, 40(449), p.178 - 184, 1991/02
高温ガス炉の黒鉛構造物は地震時に衝撃力を繰り返し受ける。従って、黒鉛材の衝撃強度及び繰り返し衝撃疲労特性を明らかにしておくことは耐震設計上重要である。そこで、試験片寸法の異なる粗粒準等方性黒鉛PGXと微粒等方性黒鉛IG-11に対して衝撃荷重及び準静的荷重負荷条件下での曲げ強度並びに疲労強度試験を実施し、両荷重条件による強度の差異について検討した。また衝撃エネルギー、衝撃力、衝撃応力の関係について調べるために、接触挙動を考慮した梁モデルによる衝撃応力の解析を行なった。得られた主な結果は次の通りである。(1)Hertzの接触理論を適用した梁モデルは衝撃挙動を良く再現できる。(2)ひずみ速度が5/s以内の範囲では黒鉛の曲げ強度に対するひずみ速度依存性は認められなかった。(3)黒鉛の衝撃疲労強度は通常の疲労強度より低下する。
丹沢 貞光; 藤城 俊夫; 吉江 伸二*; 岩崎 守弘*
JAERI-M 90-186, 12 Pages, 1990/10
NSRRでは、反応度事故時に燃料が破損した場合に、破損に伴って発生する力を低爆速火薬によって模擬し、カプセルの耐衝撃応答を調べる耐爆実験を実施している。また、解析コードを用いて実験結果の解析を平行して進めているが、カプセル変形時の歪速度が非常に大きいため、通常のミルシートに付加されている静的な引張試験による応力-歪線図を用いたのでは、精度の良い解析を行うことは不可能である。このため、耐爆実験用カプセル製作時に同一材料により試験片を製作し、高速引張試験を実施した。試験の結果、材料の降伏点は歪速度が10~2sの範囲では約20%増加するが、引張強さは降伏点ほど歪速度依存性がないことが明らかになった。
奥田 幸彦; Kang, Z.; 西田 明美; 坪田 張二; Li, Y.
no journal, ,
原子力施設の建屋に飛翔体が衝突した場合、衝突時に発生する応力波は衝突を受けた壁から建屋内へと伝播する。この応力波は建屋内において高振動数を含む振動を励起する可能性があり、安全上重要な機器への影響を評価することが課題となっている。そこで本研究では、建屋内包機器への影響評価に資するため、建屋における応力波伝播や建屋内包機器の衝撃応答に係るデータの取得及び建屋と機器の連成を考慮した衝撃応答解析手法の整備を目的とする。まずは、機器模擬体を含む建屋への飛翔体衝突試験を実施し、建屋内の応力波伝播特性や建屋内包機器の衝撃応答特性を調査する。具体的には、建屋を模擬した鉄筋コンクリート(RC)箱型構造の内壁に機器を模擬した梁状構造物(機器模擬体)を設置し、航空機を模擬した飛翔体をRC箱型構造に垂直に衝突させる飛翔体衝突試験を実施し、得られたデータを分析する。本稿では、この飛翔体衝突試験のターゲット試験体及び飛翔体の形状,試験方法,試験結果等の概要を報告する。